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新幹線の往復割引は何割?1割引の仕組み・併用テク・2026年廃止まで完全解説!

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新幹線の往復割引が何割なのかを解説する実写アイキャッチ画像。青空の下を走る白い新幹線と水色背景のタイトル文字。

「新幹線の往復割引って何割なの?」と気になる所です。

実は、往復割引は“乗車券部分が1割引”になる制度で、東京〜広島・博多・出雲など601km以上の長距離区間で使えるお得な仕組みなんです。

しかも学生なら学割と組み合わせて最大3割引になることも。

ただし、この制度は2026年3月で廃止予定
今のうちに使わないと損してしまうかもしれません。

この記事では、往復割引の仕組み、対象区間、他の割引との違い、そして今後の制度変更まで、すべて分かりやすく解説します。

あなたの次の新幹線旅行が、もっとお得で快適になりますよ。

目次

新幹線の往復割引は何割?今さら聞けない基本を解説!

新幹線の往復割引は何割引になるのか、そしてどうやって使うのかを解説します。

項目 内容
割引率 乗車券部分のみ1割引
対象距離 片道601km以上の区間
対象チケット 同一区間の往復乗車券(特急券は対象外)
有効期間 往復で10日間以内
販売終了予定 2026年3月12日(往復乗車券の廃止)

①往復割引の割引率は「乗車券のみ1割引」

「新幹線の往復割引って、何割安くなるの?」という疑問に対する答えは明確です。

新幹線の往復割引は、運賃(乗車券)部分のみ1割引になります。

つまり、乗車券が片道6,000円なら540円引き。往復で1,080円お得です。

ただし、特急券(指定席・自由席・グリーン車料金)は通常料金のままなので、「すべて1割引」ではありません。

とはいえ長距離区間だと1,000円以上の差が出るので、使わない手はないですね。

②特急券(指定席・自由席)は割引対象外

よく誤解されがちですが、往復割引が適用されるのは「乗車券部分」だけです。

たとえば東京〜出雲の場合、総額22,260円のうち、乗車券部分だけが1割引。

特急料金(のぞみ・やくもなど)は一切割引されません。

それでも、運賃の距離が長い区間ではしっかり節約効果があるので、長距離利用者に人気なんです。

短距離では適用されないため、注意が必要ですよ。

③601km以上の長距離区間でのみ適用

往復割引を使うには「片道601km以上」という条件があります。

東京を基準にすると、新大阪(約553km)は対象外ですが、広島(約894km)は対象になります。

つまり、東京〜広島・博多・出雲などの長距離旅行でしか使えないということです。

往復分を同時購入する必要もあるため、「帰りの予定が未定」という場合は注意が必要です。

④往復割引が使える代表的な区間

以下のような長距離区間では、すべて往復割引の対象です。

出発地 到着地 距離 往復割引対象
東京 広島 894.2km
東京 出雲市 953.6km
東京 博多 1,174.9km
名古屋 鹿児島中央 1,073.4km
東京 新大阪 553.7km ×(対象外)

東京〜新大阪は対象外ですが、広島・出雲・博多などは割引対象になります。

長距離旅行や帰省、出張で使うと地味に助かる割引なんですよ。

⑤2026年に廃止予定!今後どうなる?

実はこの「往復割引」、2026年3月12日で販売終了予定なんです。

JRが紙の乗車券からネット予約中心へ移行するため、制度自体がなくなる方向なんですね。

今後は「リピートきっぷ」など新しい割引制度が検討されていますが、詳細はまだ発表されていません。

つまり、今のように“窓口で買えば誰でも1割引”という時代はあと少しで終わり。

長距離で出張や旅行をする方は、今のうちに利用しておくのがベストです!

往復割引でいくら安くなる?区間別の実例まとめ

往復割引を使うとどのくらい安くなるのか、主要区間別に具体的な数字で見ていきましょう。

区間 通常料金(指定席・片道) 往復割引後(片道) 往復合計の差額
東京-新大阪 14,720円 ―(対象外)
東京-広島 19,440円 18,370円 ▲2,140円
東京-博多 23,810円 22,430円 ▲2,760円
東京-出雲市(のぞみ+やくも) 22,260円 21,030円 ▲2,460円
名古屋-鹿児島中央 23,470円 22,200円 ▲2,540円

①東京~新大阪

まず多くの人が使う東京~新大阪ですが、距離が553kmのため残念ながら往復割引の対象外です。

ただし、「EX早特7」や「スマートEX」などのネット割引を使えば同等の割引効果が得られます。

通常期の指定席14,720円を、早割なら13,000円前後まで下げられます。

短距離では早割系、長距離では往復割引が有効という使い分けがコツです。

②東京~広島

東京-広島は894kmあり、往復割引の対象です。

通常19,440円→割引後18,370円、往復で2,140円安くなります。

出張などで頻繁に往復する方は、1年間で約5万円以上の節約になることも

EX予約や早特と比べても、条件がなく使いやすいのが強みです。

単純に窓口で「往復で」と買うだけで自動的に割引されます。

③東京~博多

東京-博多は1,174.9kmで、往復割引の効果が大きい区間の一つです。

指定席は片道23,810円→22,430円、往復で2,760円お得。

往復2,700円超の差額は、食事代やお土産代に回せるほどの実感的な割引ですね。

ビジネス利用でも経費削減に直結するため、出張族には定番です。

有効期間は10日なので、2泊3日の出張にもピッタリですよ。

④東京~出雲

東京~出雲は953.6kmあり、割引対象区間の中でも利用者が多いルート。

通常22,260円→割引後21,030円、往復で約2,460円引き。

この区間は「のぞみ+やくも」を乗り継ぐため、特急区間の自由席はありません。

特急やくも区間を含めても、往復で2,000円以上安くなるのはかなりお得です。

学割やホテルパックを組み合わせれば、さらに1万円近く節約できます。

⑤名古屋~鹿児島中央

名古屋~鹿児島中央は1,073kmあり、九州方面では割引効果の高い区間です。

通常23,470円→22,200円、往復で2,540円安くなります。

旅行や帰省で利用する方が多く、往復割引だけでも1回で2,500円の節約

2人で往復すれば5,000円以上の差額になりますね。

長距離移動ほど恩恵が大きいことがよくわかります。

学割や早割と併用できる?さらに安くする裏ワザ

新幹線の往復割引は、ほかの割引と組み合わせることでさらにお得になります。

割引の種類 併用可否 割引率(目安) 特徴
学割 ◎(併用可) 乗車券2割引+往復1割引 合計で約3割引、学生限定
EX早特7 ×(併用不可) 最大約15%引き ネット限定・7日前まで予約
EX早特21ワイド ×(併用不可) 最大約25%引き 21日前まで・時間指定あり
スマートEX通常運賃 △(新幹線部分のみ) 数百円引き 自由度高いが割引は小さめ
新幹線ホテルパック ◎(実質的併用) 最大40〜50%引き相当 往復+宿泊込みで圧倒的コスパ

①学割+往復割引の併用で最大3割引

学生の方は「学割」と「往復割引」を併用するのが最強です。

学割で乗車券が2割引、往復割引でさらに1割引、つまり合計約3割引になります。

東京〜出雲のような長距離区間では、通常22,260円→18,830円と3,400円以上安くなるんです。

学生証と学割証があれば、窓口で簡単に発行できます。

卒業旅行や帰省シーズンには、これだけで宿代1泊分が浮くレベルですよ。

②EX早特7・21との違いを知る

「EX早特7」「EX早特21ワイド」はネット限定の早割です。

7日前・21日前までに予約することで最大25%引きになります。

ただし、これらは往復割引や学割とは併用不可です。

EX系は新幹線区間だけに適用され、在来線の特急区間(例:やくも)は別料金になります。

予定が確定している場合はEX早特、柔軟に動きたい場合は往復割引、と使い分けるのがベストですね。

③スマートEXでは往復割引が使えない理由

スマートEXは年会費無料で便利ですが、往復割引は適用されません。

なぜなら、スマートEXは「区間ごとの単独予約」だからです。

往復割引は「同一区間・往復を同時に購入」が条件なので、仕組み上適用できないんですね。

ただし、EX早特プランを使えば結果的に同等以上の割引になることも多いです。

「安く・柔軟に・スマホで完結」ならEX系、「シンプルに・誰でも使える」なら往復割引、という感じで選びましょう。

④パック旅行なら実質5割引も可能

一番お得なのは「新幹線+ホテルパック」を使うこと。

日本旅行やJR東海ツアーズなどで販売されていて、往復新幹線と宿泊をまとめて予約できます。

実質的に通常料金の半額近くになることもあり、往復割引+宿泊セットで最強コスパです。

特に東京〜出雲や東京〜博多などの長距離では、往復+1泊で約1万円以上安くなります。

カップルや家族旅行なら迷わずこれを選ぶべきですね。

⑤ビジネス・観光別おすすめ割引法

出張・観光など目的別に見ると、使うべき割引は変わります。

利用目的 おすすめ割引 理由
出張 往復割引 条件が少なく、変更もしやすい
学生旅行 学割+往復割引 最大3割引、全国どこでも使える
観光・家族旅行 新幹線ホテルパック 実質半額、宿込みで圧倒的コスパ
日帰り出張 EX早特7 早め予約で安く、変更不要な場合に最適

自分のスタイルに合わせて使い分けることで、旅費は大きく変わります。

どの割引も「条件とタイミング」を意識すれば、意外と簡単に節約できますよ。

往復割引を使う時の注意点5つ

新幹線の往復割引は便利ですが、知らないと損をするポイントもあります。

注意点 内容
①往復で買わないと割引にならない 片道ずつ購入すると対象外になります。
②経路が違うと無効 行きと帰りが同じルートであることが条件。
③有効期限は10日以内 往復きっぷは「発売日から10日間」が有効。
④途中下車は制限あり 乗車券部分はOK、特急券区間では不可。
⑤変更・払い戻しルールに注意 片道のみ払い戻すと割引が無効になります。

①「往復」で購入しないと割引にならない

往復割引を受けるためには、行きと帰りのきっぷを「同時に」購入する必要があります。

つまり、片道きっぷを2回に分けて買っても割引は適用されません。

窓口や券売機で「往復で」と伝えるだけで自動的に1割引になるので、必ずまとめて買いましょう。

ネット予約(スマートEX・EX予約)ではこの制度が利用できないので要注意です。

②経路が同じでないと無効

行きと帰りが同じ経路でない場合、往復割引は適用されません。

例えば「行きは東海道新幹線、帰りは北陸新幹線」など経路が違うとNGです。

往復割引は“同一区間・同経路”が大原則なので、経路選択を変える場合は片道ごとに購入しましょう。

乗り換え駅(例:岡山でやくもに乗り換え)などは問題ありません。

③有効期限は往復で10日以内

往復きっぷの有効期限は「発売日から10日間」です。

たとえば5月1日に購入した場合、帰りは5月10日までに使わなければなりません。

有効期限を過ぎると、割引はもちろん、帰りのきっぷ自体が無効になります。

旅行や出張のスケジュールに余裕を持って設定しておくと安心ですね。

④途中下車はできるけど条件あり

乗車券部分では途中下車が可能ですが、特急券区間ではできません。

つまり、新幹線を降りて在来線に乗り換えるような途中下車はOKですが、特急券を超える途中降車は不可です。

途中下車をしても往復割引自体は維持されるので、観光途中の寄り道もOK。

ただし、特急区間を分割して使うことはできないため、注意しましょう。

⑤払い戻し・変更ルールに注意

往復きっぷを変更・払い戻しする際も注意が必要です。

片道分だけ払い戻すと、もう片道の割引も取り消される場合があります。

たとえば「行きは使ったけど帰りは飛行機に変更した」などの場合ですね。

払い戻す時は、必ず「往復分まとめて」手続きを行うようにしてください。

EX系のチケットとは異なり、窓口対応が必要な点も覚えておきましょう。

往復割引がなくなる?2026年以降の新幹線料金制度

JRの往復割引制度は、2026年3月13日をもって廃止予定です。ここでは、その理由と今後の制度の方向性を見ていきましょう。

項目 内容
廃止日 2026年3月13日(予定)
対象 往復乗車券の販売終了(601km以上の区間)
理由 紙きっぷ中心の制度をデジタル予約へ移行するため
今後の割引制度 「リピートきっぷ」「ネット早割」などへ移行予定
影響 長距離利用者の運賃が実質値上げになる可能性

①JRが往復乗車券を廃止する理由

JRが往復乗車券を廃止するのは、紙きっぷからデジタル予約への完全移行を進めるためです。

従来は窓口で紙の往復乗車券を購入していましたが、現在はスマートEXやエクスプレス予約が主流になっています。

こうしたネット予約では「往復」という概念が存在せず、区間ごとに購入する仕組みになっているため、制度的に統一しづらいのです。

結果として、紙きっぷ限定の往復割引制度が時代に合わなくなったというわけですね。

②今後の代替サービス「リピートきっぷ」構想

JRでは、往復割引の代わりに「リピートきっぷ(仮称)」と呼ばれる制度の導入を検討しています。

これは、同じ区間を複数回利用する人に対して、ポイント還元や割引率を提供する仕組みです。

企業出張や定期的な移動がある利用者を対象とした、新しいデジタル割引の形になる見込みです。

すでに一部のJRグループでは実証実験が始まっており、今後全国的に拡大される可能性があります。

③ネット予約限定の割引制度に移行か

今後は「ネット予約限定割引」への完全移行が進むと見られています。

すでにJR東海やJR西日本では「EX早特」「スマートEX」「WESTERポイント」など、ネット限定の割引が主流です。

往復割引の終了後は、こうした早特・ポイント制が“新たな実質的割引”の中心になると考えられています。

紙きっぷユーザーにとっては少し不便になりますが、デジタル派にはむしろ利便性アップとも言えますね。

④新幹線利用者への影響

往復割引の廃止で最も影響を受けるのは、東京~広島・博多・出雲などの長距離利用者です。

片道601km以上で使えていた1割引がなくなるため、単純計算で往復2,000円~3,000円の値上げに相当します。

特に紙きっぷ派や高齢利用者にとっては、負担増になる可能性が高いでしょう。

その一方で、ネット予約ではポイント還元率を上げる動きもあり、そちらへ移行する人も増えそうです。

要するに、「使う場所を変えるだけで、割引を引き継ぐ」ような時代になるかもしれません。

⑤今のうちに使うべき理由まとめ

2026年3月までは、現行の往復割引を問題なく利用できます。

つまり、今ならまだ“誰でも使える1割引”が生きているということです。

東京~出雲・博多・広島など長距離を予定している方は、廃止前にできるだけ利用しておきましょう。

出張の経費削減や家族旅行でも、1割引は大きな差です。

JRが制度を変える前に、“最後の往復割引時代”を賢く活用してくださいね。

まとめ|新幹線の往復割引は乗車券1割引、今のうちに使おう!

おさらいポイント 関連記事リンク
往復割引は乗車券のみ1割引 往復割引の割引率は「乗車券のみ1割引」
601km以上の区間で適用 601km以上の長距離区間でのみ適用
学割と併用で最大3割引 学割+往復割引の併用で最大3割引
有効期限は10日以内 有効期限は往復で10日以内
2026年3月で廃止予定 JRが往復乗車券を廃止する理由

新幹線の往復割引は、片道601km以上の長距離で「乗車券が1割引」になるお得な制度です。

対象区間は東京〜広島・博多・出雲などで、往復2,000〜3,000円の節約が可能。

学生なら学割と併用して約3割引になり、家族旅行や出張にもおすすめです。

ただし、制度は2026年3月で廃止予定。今しか使えない「最後の紙きっぷ割引」といっても過言ではありません。

デジタル化が進む中でも、紙の往復きっぷならではの手軽さと安心感はまだ健在。

これから長距離の新幹線に乗る予定がある方は、ぜひ早めにこの制度を活用してみてくださいね。

参考リンク:
JR東日本:往復乗車券のご案内
スマートEX公式サイト
JR西日本 公式サイト

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